クレジットカードが誕生したのは、今から50年以上前のことである。
誕生したきっかけは、ある男のちょっとした恥ずかしい体験からだ。
1949年、フランク・マクマナラという金融会社に勤務する男が、ニューヨークのとある有名なレストランで食事をしていた。
腹もいっぱいになり、満足した彼は支払いを済ませようとレジへと向かった。しかし、そこでいつも内ポケットに入っているはずのモノが無いのに気付いた。
「しまった!財布を忘れてきた!」
彼はレストランの常連客であったため、後日返却するということで何とかその場を凌いだが、その時は、非常に恥ずかしい思いをした。
彼は、今後自分と同じような失敗をした人が出てきても、決して恥をかかないような仕組みを何とか作れないものかと考えた。
そして、友人のラルフ・シュナイダー弁護士、アルフレッド・ブルーミングデールと相談の結果、ツケで食事が出来るようなクラブを作ろうということになった。
3人で1万ドルずつ出し合って、クラブを設立した。
このクラブの会員証が、「ダイナースカード」である。